ゴミバコ

本や音楽のレビューがあるかもしれません。別に通とかじゃないです。

死体は語る/上野正彦

偽装殺人、他殺を装った自殺…。どんなに誤魔化そうとしても、もの言わぬ死体は、背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす。浅沼稲次郎刺殺事件、日航機羽田沖墜落事故等の現場に立会い、変死体を扱って三十余年の元監察医が綴る、ミステリアスな事件の数数。ドラマ化もされた法医学入門の大ベストセラー。

語るんです、死体は。

実はこんな本を探していました。もともと犯罪心理とかに興味があったのですが、進路的には法医学かもしれません。

この本の初版は2001年のものですから、今はもっと法医学も進歩しているでしょう。

不謹慎かもしれませんが、死後硬直とか科学的なことももちろん面白いのですが、死体から浮かび上がってくる人間模様もまた興味深いです。金、愛情、憎しみ、葛藤、その他諸々…。

この著者の外の作品も読みたくなって色々探してみましたが、内容に重複があるようで、どれか一冊でいいっぽいです。そしてよくまとまっている本作がオススメらしいっす。

しかし本屋の検索機で「シタイ」とか打ち込んでる僕とか犯罪者予備軍って感じだよねうける。