ゴミバコ

本や音楽のレビューがあるかもしれません。別に通とかじゃないです。

美しい星/三島 由紀夫【ネタバレ注意】

読み終えましたけど…僕には早かったんでしょうか。理解できないところが多々。

突然自分達が各々別の星からやってきた宇宙人だと自覚した一家が、地球の平和を守ろうと色々動き出す…みたいなSFチックなあらすじなんですけど、SF?じゃないですよねこれ?一瞬共有精神病性障害かと思いましたが、どうなんでしょう?

昔の作品なので、今ではあまり使われない表現が結構出てくるので読みづらいし、思想とかも哲学チックで読みづらいです。

普段レビューとか読み終わる前に見たりしないんですが、読み始めの段階で「え、これこの調子で続くの…?これおもしろく感じなかったら自分雑魚なの…?」と思ってレビュー見てしまいました。「仙台軍(一家と対立して地球を滅ぼそうとする宇宙人)との対立が面白い」とあったので我慢して読み続けました。多分言っていることが全部理解できたらおもしろいだろうなと思うんですが…。ところどころ面白いところ(地球の墓碑銘とか)はありましたが、どう考えても「ん!?なんでいきなりそうなる!?」みたいな思想とか表現が多くて…。

なんか思想は宇宙人なんですが、子を孕んだり死を恐れたりと、結局傍から見れば人間なんですよね。そこがみそなのかな?SFとみせかけて妄想とか?うーん深く考えすぎてわからない…。

時代が違うので共感できる部分が少ないってのもあるのかな…。

評価されている作品だから称えるっていうのはカッコ悪いと思ったので。僕は読みづらいわりには心に残るものはそれほど見出せませんでした。もっと力(?)をつけてから読み直します。(嘘)